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同慶寺の画像
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はじめに

山の中にひっそり佇むお寺

曹洞宗 南森山 同慶寺は、宮城県仙台市青葉区にあり、豊かな自然に恵まれたお寺です。四百余年にわたり、地域の方々に寄り添いながら、檀信徒と共に歩んでまいりました。

曹洞宗は八百年ほど前、道元禅師が伝え、瑩山禅師により広められ、礎を築かれた、その教えの根幹は「坐禅」にあります。只管打坐、ただひたすら坐ること。まず最初に身体を安定させ、呼吸を整えることで心身の調和が得られます。

道元禅師は坐禅のみならず、すべての日常行為に坐禅と同じ価値を見出しました。 日々の生活をひとつひとつ丁寧に。その生活こそが、わたしたちの心身を調える禅の修行そのものなのです。

お寺は、いつの時代も人々が集う場であります。今、多くの苦難の中で、私たちは日々、様々な不安に直面し、生き方の指針を見失いやすい状況におかれています。このような時代だからこそ、より一層人々の声に耳を傾け、少しでも心のよりどころとなれるよう精進してまいりたいと考えております。

どなたでも気軽にご来山いただき、自然に癒される空間で座禅を組んだり、語らったりしていただければと思います。

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歴史

同慶寺の歴史

同慶寺は天正15年(1587年)に長福寺と称し、仙台輪王寺7世霊庵宗鷲大和尚を開山、国分氏の一族郷六惣左衛門を開基として郷六の地に創建されましたが、天正年中、郷六氏が上愛子に移ったことに従い、現在地に移転しました。その後、郷六氏は藩主伊達政宗の命により森田氏と改姓、長福寺も享保2年(1717年)7月、将軍徳川吉宗の子息の幼名が長福丸であったことから寺号を同慶寺と改められました。爾来森田家の家中寺として重きをなし四百参拾余年、星霜を重ねるに至りました。


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焼失からの再興、そして今

明治8年3月14日、遠野原に発した野火の延焼によって堂宇を焼失、一時衰頽しましたが、大正年代に入り本寺輪王寺41世福定無外大和尚の尽力によって再興され今日に至っています。山内霊域には天正以来、江戸初期の承応から享保に至銘を有する森田家並びにその家中の墓域を残し、殊に明治18年(1885年)以降は一般人士の墓所も増え、大正昭和に至ると聚落各家の墓碑も数多く建立され今日に及んでいます。現本堂は平成11年12月完工、平成13年5月に落慶法要が営まれました。

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境内にある古木「いろはもみじ」は仙台市の保存樹木に指定され、同慶寺の四季を愉しむことができます。特に春の新緑、秋の紅葉は美しく、写真におさめる方も多くおられます。

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特色

同慶寺の特色

特色1
自然を目で耳でこころで感じる

自然を目で耳でこころで感じる

四季折々の自然を目で耳でこころで感じることができる山麓ならではのお寺の良さで、心身が癒される空間を多くの方々に堪能していただきたいと思います。

特色2
特色3

檀信徒会館

本堂の隣に建つ檀信徒会館は、広間70畳(30畳、40畳に仕切られます)あり、寺の行事の際にはもちろんのこと、亡くなられたかたのご遺体安置、枕経、お通夜にご利用いただけます。近年の住宅事情や少子高齢化などに伴い、ご遺族のご負担の軽減に役立てればと思います。ご遺族の方が宿泊出来るよう、広間の他に控室、台所、お手洗い、浴室、布団(6組)もございます。ご自由に使用いただけますので、どうぞご遠慮なくご利用ください。

特色5

土曜座禅会

一緒に座禅してみませんか。
いつでもどなたでも始められます。同慶寺の座禅会では住職は警策を持たず、みなさまと一緒に座りますので、どうぞお気軽にご参加ください。お待ちしております。
※ご参加の際には事前にお電話ください。

毎週土曜日 朝5時半~
座 禅
朝6時~
読 経
行事

年間の主な行事予定

1月16日 午前11時
新年祈祷会
3月
春彼岸経
4月4日 午前11時
春季地蔵講
5月14日 午前10時
大回向会
護持会総会
8月10日 午前9時
護持会
夏の清掃奉仕
8月13日 午後3時
お盆供養会
9月
秋彼岸経
11月4日 午前11時
秋季地蔵講
12月8日 午前10時
護持会
冬の清掃奉仕
ご挨拶

住職からみなさまへ

住職の写真
曹洞宗 南森山 同慶寺

誕  生
昭和34年生まれ 
仙台市青葉町
得  度
昭和55年7月26日
玄光庵昇頴老師に
就いて
修行僧堂
盛岡・報恩寺 
福岡・安国寺
最終学歴
駒澤大学仏教学部: 
仏教学科
住  職
平成7年6月5日〜
出来ることを一心に

同慶寺では大変自然環境に恵まれた中で生活させていただいております。春には桜、秋には紅葉、そして鳥のさえずりで目覚め、夜は澄んだ空を見上げればきらめく星と。これも事実です。でも、見渡せば四方木々で境内の落ち葉掃きはキリがなく、朝夕の蛙や蝉の鳴き声は大音量で、カメムシの残り香の強烈な匂いは石鹸で洗ってもとれず…と意外に大変な生活も事実です。私のことを寡黙で淡々と作務をする姿はいかにも禅僧らしいと有難いことに仰ってくださるかたもおりますが、それは私が単に口下手で滑舌が悪いからあまり多くを語らない、語れないという欠点だと思っています。ですから私はただ、みなさまの話に耳を傾け、亡くなられたかたを弔い、そして坐禅をすることぐらいしか出来ない者なのです。

何事も同じことでも考え方、言いようなのです。晴れた日を「いい天気」と言い、雨の日は「天気が悪い」と。でも日照りが続けば雨天を望み、農作物にとっては恵みの雨となるでしょう。さすがに「今日は雨でいい天気ですね」とは言いませんが「良いお湿りですね」とは言いますね。何を良いと思うか悪いと思うか、良いことにするか悪いことにするかは、その時その人次第と還暦を過ぎ改めて感じ、小さな幸せと恩を見落とさず心に留め、今後の人生を歩もうと思います。

このような私ですが、平成7年、先住の遷化後、この同慶寺の住職となり早いもので27年になります。その間境内整備および本堂の建て替えなどもさせていただきました。これもひとえに、檀信徒のみなさまのご理解と支えとご協力あってのことと思っております。日々心より感謝いたしております。これからも私なりに精進を重ねて参りたいと思いますので、これまで同様どうぞ温かく見守りお力添えいただければ幸いです。

お知らせ

同慶寺からのお知らせ

交通

交通アクセス

同慶寺の画像

曹洞宗 南森山 同慶寺

989-3124  
宮城県仙台市青葉区上愛子字芋郷61

電話:022-392-2537

アクセス方法

  • ○お車でお越しの場合

    • 仙台方面から愛子バイパス錦ヶ丘入り口交差点より左折、10m先看板より橋の下をくぐり、バイパス脇の農道を直進、T字路を左折。
    • 山形方面から広瀬体育館の次の信号を右折、踏切を渡り、突き当たりを左折、農道を道なりに看板に従い右折。
  • ○電車でお越しの場合

    JR仙山線「愛子駅」下車、徒歩25分、タクシーで6分。

  • ○バスでお越しの場合

    市営バス「仙台高専広瀬キャンパス入口」下車、徒歩11分。